出世する人に共通するマインド

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出世する人に共通するマインド

出世する人のタイプは大きく2つに分けられる。と、前回の記事「出世できる人の特徴と学ぶべきコツ」でお知らせしてきましたが、「攻撃・殲滅型」と「迎合・適応型」共に出世する人が共通しているものがあります。それは出世する人が持つ仕事に対する「マインド」です。

 

この出世する人のマインドは将棋の格言に最も言い表されています。

王の早逃げ八手の得 (おうのはやにげはってのとく)

敵の本格的な攻撃が始まる前に手数を使って王を安全地帯へ逃がした方が、終盤になって手得につながるということ。

Wikipedia将棋の格言より抜粋

 

将棋の「目的」は自分の「王」の駒を取られるよりも早く、相手の「王」の駒を取ることです。自分が攻める場合にも守る場合にも、最悪のシナリオを見据えた「戦略・アクション」をとりましょうということです。そのほうが、格言にもあるとおり、将棋の終盤、ビジネスにおいては提案の大詰め段階や、問題発生時の対応が楽になります。

出世する人のマインドは常にこの「王の早逃げ八手の得」を念頭においているといえます。グイグイのモノゴトを強引に押し進めるかの様に見える、出世できる人の特徴「攻撃・殲滅型」でも、頭の中には必ず最悪のシナリオを見越した手が打ってあり、それを腹の中に隠しながら、半ば強引にモノゴトを進めているのです。

皆さんも、進行中の案件やトラブルなどで、「あの時、ほったらかしにしないで早めに手を打っておくべきだった・・・。」と後悔することはあるでしょう。そのときは確かにプライオリティ(優先順位)が低かったかもしれませんが、出世できる人は必ず、プライオリティとは別に時間を確実につくり、最悪のケースに備えるアクションを打っています。

是非あなたの、マインドも出世する人のそれに変換するべく、「王の早逃げ八手の得」を意識して業務に当たってみてください。