3Dプリンター Ender3 v2を買ってみた (2:組立て直後)

前回に続き、3DプリンターのEnder3 v2のレビューをしていきます。組み立ては数多の動画がYoutubeなどにありますので、そちらを見てください。英語がほとんどですが、凄くわかりやすいです。ただし1点、背面の赤い電圧設定ボタンは「115v」になっているか再確認しましょう。今回は組み立て直後から実際のプリントについての流れを説明します。ちなみに色々なアクセサリを現環境ではつけていますので、組み立て直後の状態とは少々異なる点はご了承ください。

  • Ender3 v2の組み立てが終わり、PLAフィラメントを上部に設置したらフィラメントを垂らしてフィラメント供給口に差し込む。ここは結構難しい。私は初め30分位格闘しました汗。コツはフィラメントの先を付属のニッパーで斜めになるようにしっかりと切断すること。次に下の画像のようにバネを親指でしっかりと抑え込んでフィラメントが通る隙間を確保すること。通し穴は一直線上に空いているので、フィラメントの穂先が「上下」にぶれないようにする、「左右」は穂先が穴に入るか入らないかのところで、親指(バネ)をゆっくり緩めるとローラーがフィラメントを直線状に矯正してくれる。フィラメントが穴を通ったら、バネを再び抑えて手動でグイグイとフィラメントを押し込んで行く。または付属の青いハンドルを装着して、クルクル回してフィラメントをヘッドまで通して行く。白いチューブに透けて大体どのあたりまでフィラメントが通っているかわかります。最後はゆっくりとそれ以上進まないところまでいったらフィラメント供給は終了。ちなみにフィラメント交換はこの逆でバネを押した状態で、グイグイとフィラメントを引っこ抜く感じです。ヘッド温度が120度くらいになっていないと抜けないので予熱でヘッドを温めてから引っこ抜くこと。
  • 次にベッドの調整。ここはプリントの最重要ポイントでしかも手動なので、頑張りどころ。ベッド下の四隅についている丸いハンドルを回して(左回し:ベッドが上がる、右回し:ベッドが下がる)ベッドを十分下げて置く。背面の電源を入れる。右のコントロールパネルの「Prepare」>「Auto Home」を選択。すると、ヘッドが自動的にホームポジションに移動します。このホームポジションは不動のものなので、ここに合わせてベッドをハンドル操作で上げ下げして、ヘッドとベッドの隙間が0.1mmになるようにします。「Auto Home」選択後はベッドが動かせないので、背面の電源ボタンをオフにするか、「Prepare」 > 「Disable Stepper」を選択してベッドが手で動くようにします。ヘッドをベッドの四隅に移動させてそれぞれの場所で隙間が0.1mmになるようにハンドルで調整します。
  • 0.1mmの隙間は普通の紙一枚分です。メモ用紙などを隙間に挟みながら確認するといいと思います。用紙を隙間にスライドさせたときにギリギリ摩擦が生じない隙間が0.1mmです

ここまでで、本体側の設定が完了しました。次回はプリントするオブジェクトの準備です。


3D Printer Ender3 v2 を買ってみた編

  1. 購入前
  2. 組立て直後
  3. gcodeファイル準備
  4. 推奨アクセサリ
  5. スライサーソフト&設定値