あなたの未来を切り拓く「おまじない」

あなたは、ジンクスやおまじないについてどうお考えでしょうか?「おまじない」と言えば、大勢の前で話すなどの緊張しがちな場面で、「手の平に大の字を3回書いて飲み込む(ふりをする)」と緊張が和らぐ。や、ジンクスと言えば、サッカー選手がコートに入るときは必ず「右足」から入り、終了後には「左足」からでると怪我をしない。といった類のものです。勿論、科学的な根拠は全くありません。科学的な根拠はないのだけども、なぜかそれをやると「モノゴトが上手くいく」から、実践するのが、「おまじない」です。

※ちなみにスポーツ選手がどちらの足で入るかは、色々選手ごとに特色があり、注意してみていると結構、面白いです。

 

おまじないやジンクスの成果の程は、人それぞれと思いますが、共通して言えることが、ひとつ。おまじないやジンクスの肝は「目的」とする「状況」に「自分の意識を向かわせる」ことにあります。おまじないや、ジンクスを実行する理由は、「目的」を達成したいからです。例えば、先の例で「手のひらに大の字を3回書く」アクションは、目的としては「緊張しない状態にする」ですよね。コートに入る足を決めるのは、「得点を挙げる」、だったり「怪我をしない」ことが目的のはずです。何も目的無しにおまじないやジンクスは実行しません。

 

おまじないの基本理論

おまじないを少し考察してみます。おまじないは前述しましたが、科学的な根拠は今のところありません。が、なにがしかのおまじないをかけて、事態が好転した経験をもつ方は少なくないかと思います。わたしはあるおまじないを定常的に実施しているのですが、実践していなかった3年前と比較して、目に見えて効果がでています。

 

まず、おまじないとは、自分が「思い描いている状態」を「達成」するためにするアクションに他ありません。そして、古来から言われている前述のような「おまじないアクション」をすることで、何が発生するのか?あなたは、あなた自身に対して、「おまじないをしたから、思い描いている状態は達成されるはずだ!」と思い込ませる事をしています。はっきり言って、コートに入る足の差異や、手のひらに書いた文字を飲み込む事に、なんの科学的な作用があるはずないです。冷静に考えてみれば、誰にでもわかることです。では、おまじないをかけたこと、イコール「目的が達成されるはず」と強く意識することに意味はあるのでしょうか。

 

実はこれには、意味があります。

 

強く何かを意識すること、これはその「目的」に対して集中することになります。「目的」を達成するために集中すれば、その目的達成に関係するアイデアや障壁や危険を未然に防ぐ方法がひらめいたり、発見できるようになります。例えば、道を歩いていて、「おなかが空いたなぁ」と思ったときに、周りに何もありません。その際にあなたの頭の中で、無意識に1時間前に通った駅前の定食屋や、15分前にチラッと見えたラーメン屋の看板、コンビニのロゴっぽい看板の残像が出てきた経験はありませんか?あなたが「おなかが空いた」と思わなければ、思い起こされなかったアイデアたちです。

おまじないは「目的」に対して強く意識をむけるための儀式、ではそれを実践していきましょう。

 

なにをおまじないアクションの「目的」とすべきか

自分がおまじないをかけるにあたり、何を目的とするか。何を強く意識するか。これは、おまじない初心者にはきわめて難しいと思います。人間、ここではいい年をした大人であれば尚更、「あなたは何を願うか?」の問いに一言でビシっと答えられる人は少ないと思います。例えば、「世界平和」。戦争がない平和な世の中になればいいな。例えば、「プロ野球選手になってアメリカのメジャーで大活躍したい!」。これらは平凡な30代以降のサラリーマンが意識を強くもつには少々荷が重いかもしれません。もちろん、その気になれば達成できるかもしれませんが。それよりももっと利己的な目的でかまわないと思います。お勧めとしては「幸せな自分」が想像できる状態を「目的」とする感じです。何が達成されたら幸せなのか、ちょっと考えて見て下さい。もしかしたらこれはあなたのライフプランに直結することかもしれません。例えば、「年収1000万円になりたい」、だったり「素敵な恋人が欲しい」、「高級車が欲しい」。これくらいのレベルの目的が好ましいと思います。そして重要なのが、その目的が達成された場合にあなたが「幸せ」を感じられるかどうか。これはおまじないを定常的にかけていく継続性に関して重要です。もしもあまり「幸せ」を感じられないことを目的としたら、これから説明するおまじないがいくら手軽とはいえ、長続きしないと思います。

 

おまじないにかかるコストはゼロ

では実際におまじないをかけていきましょう。「年収1000万円になりたい」を目的とした場合のおまじないは、毎日、達成されるまで、朝晩「私は年収1000万円プレイヤーだ」と、言葉に出して言うこと。

以上です。

 

非常にシンプルですよね。でも効果は抜群なんです。だまされたと思って実践したほうがよいと思います。なぜならコストは1円もかからないですから。

そして、心に強く念じるだけでも良いのですが、言葉に出すとより効果的です。

なぜか? 言葉に出すと記憶に残るからです。

誰の? あなたの身体のです。

先ほどのおなかが空いたときの例でラーメン屋の看板が思い出せましたよね?なぜ思い出せたか。なぜなら「見た」からです。触れたり、見たり、聞いたり、嗅いだり、人間の五感に作用するアクションは身体の記憶に残るのです。そしてこのおまじないを実践することで、あなたの意識・無意識を総動員して、「目的の達成」に突き進むように、仕向けるのです。あなた自身を。

これが、おまじないです。

 

私のおまじない実践方法

私が実践しているおまじないの例を紹介します。私は「人を助ける職種で働きたい」、「裕福な生活をしたい」、「寛大な性格なりたい」ことを目的としています。特に最後の寛大な性格については、特定の人生の先輩のような方がおり、その方のようになりたいと常日頃から思っていたことでした。なので上述の「おまじない」を以下のように実践しています。

 

朝昼晩:

「私は人助けの為に懸命に働き、それに見合う大きな対価を得たい、そして、○○さんのように寛大で器の大きな人間になりたい」と言葉に出して言う。

 

イラっとしたり、嫌なことがあって、怒りやネガティブな感情に心が支配されそうになった都度:

「私は寛大で器の大きい人間なので、xxのやったことは許す」と言う。言えない状況なら心の中で3回つぶやく

 

以前は宝くじあたりますように。とおまじないかけたことがありましたが、5等3000円位しか効果がなかったので、上述のような方法に切り替えて、実践しています。結果は実践しはじめてから約3ヶ月で、昇進があり、給与も30%あがりました。また、人間関係も以前に社内外で対立していた方達とも良好な関係を築けるようになっており、その都度都度では、悔しい思いをすることもありますが、トータルでは目的に対して順調に進んでいるといえます。