3Dプリンター Ender3 v2を買ってみた (4:推奨アクセサリ)

前回はオブジェクトをプリントするために必要なgcodeファイルの準備について記載致しました。今回は3Dプリンタ Ender3 v2を使ってオブジェクトを作成するために現段階で推奨できるアクセサリについて説明します。

PLAフィラメント

まだ推奨できるほどのPLAフィラメントを使用していないので、使用レビューということで。

青だけど、プリントしたオブジェクトは以下の画像のように光沢がかかったような色味になりました。その下で紹介するANYCUBIC社の白よりもプリント時に糸を引くことが多いような気がします。

こちらも光沢がある白です。地色のせいか光沢感は上の青よりも抑えられている感じ。糸引きも上よりは少ないですが、1層目にきちんと定着しないことが青に比べて多い気がします。

トップ画像のように小分けにされた様々な色が詰められています。量か少ないので大物をつくるには足りないかもしれません。様々な色を使ってみたかったので、購入しました。上述の青と同じPxmalion社製です。こちらの色は青に比べると光沢感が抑えらえて、マットな感じになっています。下の画像の一番右の3DBenchyは上述の青フィラメントです。エメラルドグリーンや水色は子供に大人気で、あっという間に使い切りました。(エメラルドグリーンは写真も撮れてない)

私が購入した上述の3種類のPLAフィラメントでは甲乙つけがたく、推奨ができない状態です。ただ色味としては白がやはり汎用性があると思います。家族友人にプリント依頼されるときも色は「白で」と依頼されることが多いです。青はめったに依頼されません笑。個人的には光沢がある青、好きなんですけどね。あと、上述の青と白は1kgで購入したのですが、一向に無くなる気配がありません。使い切るのはいつになるやら。

3Dプリンタベッド用シート

Ender3 v2のベッドはガラス製で表面がボツボツのエンボス加工のような感じをしています。このままでも十分にPLAが乗るのですが、どうしてもそのボツボツがプリントオブジェクトの底面についてしまうんですね。あと、プリント後に薄いオブジェクトを作ると剥がすが難しかったりします。Web検索すると剥がせる糊を塗るとか色々な小技があったのですが、この商品が圧倒的に人気だったので買ってみました。画像は貼ったり剥がしたりを繰り返してかなり年季が入った感じになっていますが、今はこれなしではいられない位重宝しています。プリントオブジェクトの底面がツルツルに仕上がるし、剥がし難いオブジェクトもシートごと捲りあげれば簡単に剥がせます。

下の画像の上が標準のベッドです。ポツポツがついているのがわかりますかね。その下がシートを敷いたもの。光に当たって光沢が出るくらいツルツルです。Ender3 v2のベッドサイズにぴったりのものが無いのが残念ですが、これはお薦めします。

3Dプリンタで作るEnder3 v2用のアクセサリ

前回紹介したThingiverseでEnder3 v2と検索すると3D Printerで作成可能なEnder3 v2用のアクセサリが沢山出てきます。私はどうも初期状態ではフィラメントスプールが上手く回らず、糸が繰り出せず、フィラメントが2回程ブチンと切れてしまったので、そのあたりのアクセサリを導入しました。下の画像は初期状態のスプールです。丸い棒に乗っけているだけです。

それを、こうしています。

画像の右上のスプールの台座です。下に物理的なベアリングローラーを付けて非常にスムーズにスプールが回転するようになっています。ベアリングは608ベアリング(8mmx22mmx7mm)でピッタリでした。

画像左下のフィラメント供給部分に装着するフィラメントガイドです。

画像の左上のフィラメントガイドです。

Ender3 v2は組み立て式だけあって武骨なデザインをしているので、アクセサリやアタッチメントが作りやすく導入しやすいです。私はCADなどを使った設計は初心者なので、少しずつ勉強して自分でも設計製作してみたいと思っています。

オブジェクト(STL)設計ソフト

いろんな人が作った素晴らしい作品に触れると自分でも作りたくなりますよね!ということで目下設計図の作成を頑張っております。CADを使って設計図を書いて、それをSTLファイルで出力し、gcodeファイルに変換するという流れは分かったので、STLファイルを作成するソフトを色々と探してみました。本格的なCADソフトは高価なので手がでず、FreeCADというオープンソースの無料ソフトを試しましたが、それも挫折。とりあえず今は子供用CADブラウザソフトのThinkercadで色々と設計しています。無料だしこれで全然十分なんですけど笑


3D Printer Ender3 v2 を買ってみた編

  1. 購入前
  2. 組立て直後
  3. gcodeファイル準備
  4. 推奨アクセサリ
  5. スライサーソフト&設定値