テニス・ストリング比較-ナイロン・天然ガット (数値データからのアプローチ)

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テニス歴1年半の初中級者ですが、ガット・ストリング選びにはまってしまいました。色々なサイトでガット・ストリングレビューを見るも、評価がサイトによって違ったり、レビューした方の想いが強すぎて、いまいち情報が把握できずに困っていました。そんな中で見つけたのが、Tennis warehouse (海外サイト) の String Performance database です。こちでらは反発力や弾離れ、ストリングのテンション減率、剛性などの多様な情報を「数値」として出力してくれます。

String performance databaseのサイト上では上のリストのような感じで表示されます(2022年3月現在)。これだと非常に見にくいので、下のようにエクセルにまとめてみました。

当サイトで表示する内容:

  • テンション:51ポンドで張られたときの情報ということ、40と61ポンドがあります。私は47位で張っているので、近い51にしました
  • スイングスピード:Slow, Medium, Fastの3段階で振った時の情報があります。私の腕前はMedium位だと推測して、今回のまとめでは全部Mediumにしています。
  • 素材:ガット・ナイロン・ポリ・ナイロン+ポリ等があります
  • 弾離れ:Dwell time、球がストリングに着いてから何ミリセカンド秒後にで離れるか。値が小さいほど、弾離れが速く、値が大きい程、球持ちが良い。
  • 剛性:値が大きくなるにつれて硬いということです。一番硬いのは「Luxilon 4G S 15」の332でした。一番柔らかい「Wilson Natural Gut 17」が83なので、約4倍硬い!!
  • テンション減率:詳細な条件は不明ですが、%が小さいほど、テンションが維持されやすくなることを表します。
  • 反発力:Energy returnを反発力としました。%が高いほど反発力が高いです。
  • スピン性能:Spin Potential、こちらも詳細な条件は不明ですが、値が大きい程スピンがかかりやすくなることを表します。
  • 日本の市場で見かけないメーカーのストリングは除外しました。

ナチュラルガットの数値データ

「剛性」でソート、一番柔らかいものが一番上の行に来ています。やはり天然素材ということで、他の素材と比べて剛性が低く(圧倒的に柔らかい)、反発力も高い、テンション維持も素晴らしい値です。ただスピン性能も良いのかと思いきや数字は低いです。

ナイロンの数値データ(ナイロン+αも含む)

次にナイロンです。まずは有名どころのストリングの数値となります。「剛性」でソートしています(柔らかい順)。

プレイヤーによって何を重視するのかは異なりますので、ここからはナイロンの「剛性」、「テンション減率」、「反発力」、「スピン性能」のTop25を表示していきます

剛性(ナイロン)

柔らかい順です。

テンション減率(ナイロン)

テンションがヘタレにくい順です。

反発力(ナイロン)

反発力が強い順です。

スピン性能(ナイロン)

スピン性能が良い順です。

以上です。ちなみに私はWilson NXT17をハイブリッドの横糸に使用しています。が、今回の結果を見て、数値データ的にほぼ遜色がなく、コスパの良いBabolat Xcel 16も試してみることにしました。(X-OneもNXTも高価ですからね)

テニス・ストリング比較-ポリ(数値データからのアプローチ)ではポリストリングのデータ比較をしています。