あなたは、会社から自分が正しく「評価」されていると思いますか？
私の経験では8割の社会人が自分の仕事ぶりに対して会社が正しく「評価」してくれていない。という感想を持っていることがわかりました。これは「同僚」という立場や「他部署の上司」、「採用面接官」という肩書きで数多くの社会人と話をした結果です。
しかし、裏を返せば、2割の社会人は会社が自分のパフォーマンスを「正しく評価」してくれているという感想を持っていることになります。
違いは何か？
言葉は単語の繋がりで形成されています。言葉の繋がりだけで、相手に何かを説明しようとした場合、必ず「理解してもらおう」という「目的」が発生します。この「目的」を上手に達成した人達を「話がうまい」と私は表現しています。
この「話がうまい」人達と「何をいってるのわからない」人達の決定的な違いは、「目的」を上手に達成するための「手段」となる思考ツール、「ロジカルシンキング」能力の有無にありました。
ロジカルシンキングって何なのか？とっても良い質問です。それではWikipediaを見てみましょう。
英語でlogical thinking と表記され、その日本語訳として「論理思考」あるいは、「論理的思考」と置き換えられることが多いが、いずれも妥当であるかは議論の余地がある。英語辞書に、logical thinkingという語彙を持つものは少なく、あっても十分な説明になっていないことが多い。例えば、「筋の通った（理路整然とした）論理的な思考」(thinking that is coherent and logical)であるとの説明が、Vocabulary.com および Dictionary.com に見られるが、この説明はほぼ同語反復と言える。また、ロジカルシンキングの英語訳として、critical thinkingが選択されることも多い。(引用：Wikipedia)
なかなか難解な文言が連なっておりますね。私はこの説明では得心が行きませんでした。もしも同じ感想を持たれた方は、こう覚えてください。
ロジカルシンキングは「効果的に目的を達成する手段」
そしてロジカルシンキング能力は、天性の才能が必要であるわけではなく、訓練することで誰でも習得することが可能です。
話をもとに戻しますと、会社から正しく「評価」されていると感じている人たちは、総じて高いロジカルシンキング能力を有していることになります。
でもそれは私にとっても納得できることです、何故ならそこそこ20－30分の会話で、彼/彼女達が私に対して、「何故自分が会社から正しく評価されていると思うか」を論理立てて、説明してのけ、私は完全に彼/彼女達の「伝えたい」ことが理解できたからです。
実はこれ、非常に重要なポイントです。
なぜならあなたを評価をする人間・上司は、多くの場合、あなたと同じ空間で一緒に仕事をし、あなたから報告や相談を日々受けるからです。あなたの人物像や評価は日々発生するコミュニケーションの蓄積の中で、形成されていきます。
もしも相対的に人事評価がなされる場合、あなたは同じ業務をこなすメンバーに対して、「話がわかりやすい部下」、「支離滅裂に話す部下」どちらに高い評価を与えるでしょうか？
答えは明白ですよね。ロジカルシンキングを使いこなし「話がわかりやすい部下」に高い評価を必ず与えます。
ロジカルシンキングの手法は、広く研究がなされており、数多くの手法が開発されております。時間が十分にある方は、大きめな図書館に行けば軽く3ヶ月位は関連書籍を読み漁ることができると思います。
ただ、われわれは多忙なサラリーマン。そんな贅沢な勉強時間はありません。
本項では私も実践してきた「昇進・昇格」に結びつく、ロジカルシンキングを使用した「結果を見せる技術」について説明していきます。
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