転職面接時にすべき質問

posted in: 転職 | 0

転職面接時にすべき質問

転職面接官として、何人もの転職希望者と面談を行っていますが、やはり一通りの面談が終わってから、私が「何か質問ございますか?」と聞いたときに、多くの質問が転職希望者の方からあったほうが、面談後の印象が変わります。逆に「いや、特に何もありません・・・。」と仰られる方からは、「御社にはあまり興味も無いので、早く帰りたいんです・・・。」というような雰囲気が流れてきて、なんとも虚しい感じになります。

 

 転職面接時には質問をするべし

面接をして、本当にその会社に転職したいと思ったら、かならず3つは質問をしましょう。面談は少なくとも以下のような内容で構成されています。

 

企業側の説明:

  • 会社概要
  • 募集している職種
  • 具体的な仕事内容

転職希望者側の説明

  • 転職理由
  • 職務経歴
  • 入社した際に会社に貢献できるアピールポイントの説明

その他

  • 自身の趣味や特技

 

最も良い質問は面談の流れの中で自然にでてくる形です。話をさえぎるのはあまりよろしくないですが、話が途切れたタイミングで、「今説明頂いた○○ですが、○○という意味ですか?」という感じにYES,Noで基本的に答えられる質問が良いです。込み入った質問は後でそのタイミングが来ますので、ここでは「自分の理解が正しいか確認していますよ」ということがアピールできればOK。

そして最後の質問のタイミングでは、「総括系」、「会社の方針や戦略に関すること」、「面接官の考えているところ」の3つを質問すると良いと思います。

 

 総括系

ここでは、転職面接の面談内容で、自分の一番興味のある部分、もしくは質問にしやすい部分の自分の理解をまとめ、その感想を述べることを言います。例えば、「ご説明頂いた、採用職種に関しては○○の基本業務のほかに、xxとxxの付随的な業務があると理解しました。○○の業務は業界において、時期において忙しい時期と忙しくない時期があると存じますが、その際には、たとえばxxがメインの業務になる形でしょうか」といった形です。

 

 会社の方針や戦略に関すること

会社概要は転職採用面談では必ずされると思いますが、しない企業も存在します。その際には、事前にホームページなどでその企業のことを調べていき、「御社のメインの事業は○○であると存じますが、他にも投資を考えている分野などはあるのでしょうか?」や、面談中に説明があった場合には、「ご説明頂いた事業に関しては、競合企業が複数存在すると存じますが、差別化やマーケット戦略にはどのようなものがあるのでしょうか」などです。転職希望者にも「選択する権利」がある、あまりふざけた企業方針や業務形態ならお断りだぞ。と自身をプレミアム化することができます。

 

 面接官の考えているところ

これは、転職面談中に説明を受けたいわゆる「建前」的な内容に踏み込むものです、またその面接官個人との距離を縮める効果もあります。例えば、「先ほど、繁忙期中には他部署からの支援があり、また、細やかに管理職からのフォローが受けれるとご説明いただきましが、どれほどの支援が得られるものなのでしょうか?私の前職でも同様の状況があり、なかなか目指すべき会社としての運用が上手くいかずに、皆、繁忙期の2週間ほどは死ぬほど残業してました(笑。」といった形です。痛いところを突かれた面接官は、「嘘」を付くわけにはいかないので、「いや、実はですね・・・」と釈明ににた本音を打ち明けてくれるかもしれません。

 

状況や面接官によっても受け捕らえ方が異なる、転職面接時の質問ですが、質問をするに越したことはありません。面談中にも質問する内容を考えながら、転職面接官の説明を聞くように心がけて下さい。また、最低でも事前に企業のホームページは調べて、事業内容は把握するようにしましょう。