転職をお勧めしない状況とは

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転職をお勧めしない状況とは

今もしも以下の理由で転職を考えているのであれば、それはあまり良くない状況かもしれません。

 

  • 現在の職種に飽き、やる気がおきない

 

まず、転職をお勧めしない理由から説明します。「現在の職種に飽き」て、「やる気が起きない」ということは、あなたは今現在、5割程度の力で仕事をしていることになります。そして、一方で、転職する際には「異業種」か、「同職種」、「現在の上位職」を選択することになります。

転職に「異業種」を選択した際には、一般的に年収にして2割減になり、また、ほぼ未経験分野となるため、採用にいたること自体が非常にまれです。

また、「同職種」を選んだ場合には、若干の給与増減はあるにせよ、比較的スムーズに転職は進むでしょう。ただし、2-3年後には、また同じように「現在の職種に飽き、やる気がおきない」状態が発生してしまいます。なぜなら別項で説明しているとおり、状況の根本解決に至っていないからです。

そして、「現在の上位職」を選ぼうとした場合でも、そもそも実績の無い人間を転職採用するケースは非常にまれで、また万一採用に至った際にも、転職後に自分の経験不足から、周りに認めてもらうことができず、結果として半年も経たずして解雇。という可能性もあります。

 

このため、転職の理由を「現在の職種に飽き、やる気がおきない」からと思われる方は、現職に留まり、上位職への配置転換をまずは「目標」に活動をしてみてください。

 

上位職への配置転換がすんなりと行くケースのほうがレアであると思いますが、「上司に希望を申告」し、「配置がかなわずとも、手伝いや何がしかの関係のある仕事」を積極的に受けるための活動をしてみてください。周りに対する気恥ずかしさ等がある場合には、あなたの5年後を思い浮かべてみれば良いと思います。このまま何も活動をせずにダラダラと同じ仕事をするのか、それとも前向きにキャリアプランと向き合うのか。あなたの転職は、転職目的が「目指す上位職の基本は理解できたので、専門的に自分の力を試してみたい」にかわるまで、いったん休止し、力を蓄えたほうが良いと思います。