「出世する人」が実践するビジネスの原則

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「出世する人」が実践するビジネスの原則

ピーター・ドラッガーの話は以前にもリーダーの条件で引き合いに出しましたが、今回は出世する人が実践している、ビジネスの原則をご紹介します。我々の業務は、社内の様々な人間の思惑と絡み合いときに生産性に大きく影響するようなブレが生じます。そういったときでも出世する人はブレません。何が自社のビジネスの成長に有効なのか、これを必ずベースとして腹においています。

 

 ドラッガー 「出世する人」が実践するビジネスの原則

ピーター・ドラッカー Wikipedia より

 

お客が抱えているニーズや問題点を探し出してお客に応えるサービスをつくりだせば、大きなビジネスになる。

これはビジネスというか、商売の基本ですね。ニーズや問題点にはかならず需要があります。そのニーズや問題点が大きければ大きいほど、大きなビジネスになるでしょう。既にニーズがなくなった商品やサービスを継続しているのであれば、転換する必要性を認識する必要があります。出世する人はこういったニーズに常に敏感でなければなりません。

 

お客が喜ぶサービスを提供しなければ買ってもらえなくなった

独りよがりの殿様商売。これは盛者必衰、日本でも古来から言われていることですよね。出世できる人ほど、サービスの質や提供内容以外にも顧客が「喜んでいるか」そこを気にしています。

 

利益は不便で手間がかかって面倒なことからしか得られない。

頭が痛い問題です。特に新規投資の段で、先ほどのニーズの高まりは確定しているが、やはり投資規模が膨らむとしり込みしてしまいます。でも、ドラッガーが言っていることは正しいです。苦労があるからこそ、顧客がそのサービスを外だししたい。もしくは買いたい。そこにどこまでチャレンジできるか。また、どうすれば効果的に仕組みやスキームを作ることができるか。出世できる人はそこに多くの時間と労力を投資します。

 

「原価(コスト)を下げれば儲かる」というのは誤り。「良いものを作れば売れる」という考え方は完全な間違い

昨今はやりのコスト削減や、機能が盛りだくさんの商品の弊害を説いています。出世できる人はどの部分に特化し先鋭化することで、売れる商品やサービスが出来上がるか、観察・研究をしています。

 

マネジメント(経営管理)は、外部に対応することが目的であって内部に対応することが目的ではない

これは、私の尊敬する先輩も言っていました。「迷ったら客を向いてバット振れ。ベンチを向いてバット振るな!」同義ですよね。答えは社内部には絶対にありません。迷った時ほど客に相対していきましょう。出世できる人に客をおろそかにする人はいません。

出世する人は上述のような宝の教えをドラッガーから得ています。なんとなく頭の中でわかっている内容でも言葉にすることは難しい。それをまとめちゃっている人がドラッガーです。お勧めビジネス本のページでも紹介しているので、興味があったら是非見て下さいね。