出世する人は知っている社会の「法則」3
以前の記事でも説明しましたが、出世する人に必要な要素は様々です。もちろん社内での振舞いや仕事の質を高めることが重要ではありますが、リーダーになれるかなれないか、その人格や、他者からの印象で大きく左右されます。是非、社会の法則を知り、問題特定と改善の糧にしてみてください。
メラビアンの法則
第一印象の重要性についての法則です。初めて他人とあったときの判断要素として、見た目や仕草などの視覚的要素が55%、声の大きさや声色などの聴覚要素38%、発せられる言葉の意味や内容7%で決定する、しかも、出会って3~5秒のうちに。
非常に恐ろしい法則ですね。これはアメリカのUCLA大学できちんと統計をとった上での学術的な法則です。出世する人は、仕事の質もそうですが、きちんと身だしなみや声色など、相手の視覚や聴覚にも働きかけていかねばなりません。
ボッサードの法則
これは少々恋愛関係の法則になるでしょうか。男女間の距離は物理的な距離と心理的な距離が比例する。
これは、物理的な距離が近くなればなるほど、相手も好いてくれていると認識してよい。ということです。勿論、客としてとか、立場を利用してとかはダメですよ。自由恋愛として、例えば、彼女の近くに一歩近寄っても、彼女のほうが引かない。むしろ寄ってくる!なんてことがあれば、「アリ」のサインと取れるということです。確かに、性別問わず、あまり好ましく無い印象を持っている人に近づかれたら、近づかれた分だけ、身を引きたくなりますよね。出世できる人は仕事も出来るし、異性にもモテる!はず?
パーキンソンの法則
完成のために与えられた時間とお金を全て満たすまで、仕事は膨らむ。という法則。
人間の怠惰な面をよく表している法則ですね。夏休みの宿題を例にとると非常にわかりやすい法則です。ぎりぎりにならないと手をつけない。そういう側面が人間にもありますよ。ということですね。出世する人であれば、こういう人間の心理を逆手にとり、納期をわざと早めに伝えたり、予算にバッファを持たせた形で、モノゴトを進めていきましょう。状況が許すのであれば。
ピグマリオンの法則
人は褒められたり、期待されるといつも以上の成果を発揮する傾向にある。という法則。
これは「無作為」に選ばれた生徒のリストを「教師」に「非常に優秀な生徒のリスト」と嘘をついて渡したら、本当にその無作為に選ばれた生徒達の成績が劇的に上がったという検証結果に基づいた法則です。このため、むやみやたらと対象者を褒めちぎるのではなく、対象者が扱っている顧客や商品、ベンダーなどの潜在的な素晴らしさを伝えることで、対象者の期待も成績もあがるといった使い方が有効です。
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